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撮り鉄の「食」の思い出(1) 憧れのダイナープレヤデス(寝台特急トワイライトエクスプレス)/2015年撮影

撮り鉄の「食」の思い出(1) 憧れのダイナープレヤデス(寝台特急トワイライトエクスプレス)/2015年撮影

撮り鉄のカメラマンが綴る、鉄道と食の旅日記。 ブログ連載第1回は、超人気の寝台特急トワイライトエクスプレスに関する、約30年前の写真とお話です。

憧れのダイナープレヤデス(寝台特急トワイライトエクスプレス)/2015年撮影

 “鉄道と食”と思い浮かべていちばん衝撃的だったのが、30年近く前に走り始めた寝台特急トワイライトエクスプレスの食堂車“ダイナープレヤデス”でした。それまで列車の食堂車やビュッフェといえばカレーやスパゲッティーと相場が決まっていたのですが、この列車ではフルコースの料理が食べられるのですから驚きです。オリエント急行など海外で豪華寝台列車が走っているのは聞いていましたが、まさか日本で乗れるとは。運転開始間もなくチケットが取れたときには舞い上がる気分でした。

 お昼ごろ大阪駅を出発し、日本海に沿って北上します。ゆったりとした時間の流れる車内でくつろぎ、列車名の由来となった黄昏(トワイライト)時を迎えたころ食堂車へ。


当時のメニューを見てみると、
・ 日本海産の蛤パイ包み
・ カニ身と野菜のミネストローネ
・ トゥールヌドーステーキ唐辛子風味、温野菜と共に
・ 鴨のロースト オレンジソース
  など。

 日本海沿岸の食材を使用したメニューを流れる車窓を眺めながらいただく新しい感覚に感動、夜のパブタイムには列車オリジナルカクテル「夕日」と「漁火」をかたむけて夜を迎える、夢のような時間でした。

 JR東日本の寝台特急北斗星とともに、移動だけでなく乗ることや食べる楽しみの列車のパイオニアとして長年憧れていたトワイライトエクスプレスも2015年3月に約25年の運転を、惜しまれつつ終了しました。これは“鉄道と食”の時代が変わる出来事でした。

北海道内では2両のディーゼル機関車に付け替えて札幌へ向かう

コース料理のメインディッシュ

食堂車“ダイナープレヤデス”

1列車に1室、最後にあるA個室スイート、憧れの個室だった。

オリジナルカクテル「夕日」「漁火」

青函トンネルを抜けて北海道へ

佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。

主な著作に「富士鉄」(講談社)「新幹線ぴあ」(ぴあMOOK)「鉄道ムービー入門」(玄光社)「ひつじがすき」(山と溪谷社)など多数、映像集に「感動の美景鉄道」(MAXAM)「日本の新幹線・特急」(シンフォレスト)など、担当番組に「素晴らしき日本・鉄道の旅」(BS-TBS)など

このグルメ記事のライター
佐々倉実@まとメシ

鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、お付き合いください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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