おっさん女子の吉祥寺パトロール(19) 吉祥寺の西インドカレーは『幻の内臓系だ!』の件

おっさん女子の吉祥寺パトロール(19) 吉祥寺の西インドカレーは『幻の内臓系だ!』の件

カレー大好きおっさん女子。カレー屋をざっくり分類してみた結果、今回は無所属系カレーにスポットを当ててみたいと思う。で、吉祥寺の無所属系カレーの代表は、個人的に「L」で決まりである。いや、地元民はたぶん大きくうなずいてくれると思う。大正通り沿いのビルの2Fにあって、ワイルドな猫のオレンジ色の看板でお馴染みのあそこよ!


吉祥寺の西インドカレーは『幻の内臓系だ!』の件

カレー大好きおっさん女子。

ここでいきなりですが、吉祥寺のカレーをざっくり分類してみます。

(1)喫茶店系カレー
「M蔵」「茶房M」「K草」など、喫茶店のカレー。
インドカレーでもない、おうちカレーでもない、エスニックでもないオリジナルなカレーを出す店。
最も吉祥寺っぽいカレーともいえる。

(2)ざっくりインドカレー
チェーン店が主流のナンで食べる系。
おおざっぱに北インド系だけど、まあインドテイストで、いろいろあります的な店。

(3)南インドカレー
女子大通りの「I」、月1営業「まるごと食洞」などのまぼろし系。
吉祥寺ではマニアックなカレーの分類。詳しくは本連載の第3回へGO!

(4)無所属系カレー
カテゴリー分けするのも、他の店とまとめるのも難しい個性的なカレー店のことである。
もちろん個人経営のお店ね! 


イラスト/スタジヲワンツー



今回は、この(4)無所属系カレーにスポットを当ててみたいと思う。


吉祥寺の無所属カレーの代表は、個人的に「L」で決まりである。

いや、地元民はたぶん大きくうなずいてくれると思う。

大正通り沿いのビルの2Fにあって、ワイルドな猫のオレンジ色の看板でお馴染みのあそこよ! 

1Fはラーメン屋さんね。


この「L」は女性店主+お手伝いの方で切り盛りされている、カウンターのみの小さなお店である。

そしてここの店主はクールっていうか……。

『愛想って何? それ美味しいの?』みたいな雰囲気を漂わせる、無口な女性。

でも、お客が店を出るときの『ありがとうございました』が、いつもいい感じなので【無口でステキな女性店主選手権 in 吉祥寺】があったら、私は迷うことなく「L」の店主イチ押しだ。


で、肝心のカレーはといえば『ブナカレー』がイチオシ!



メニューは、いろんなカレーを好きに楽しんでよ、という雰囲気が漂うラインナップ。

スリランカの家庭料理をアレンジしたという手羽先が入った辛口のブラックカレー、洋食屋風のポークカレーは中辛、辛いのが苦手な人も大丈夫なチキンクリームカレー、レンズ豆のベジタブルカレー、キーマカレーなどなど。

鶏、豚、野菜など、素材&テイストがバラエティに富んでいて、自分の好み&その時の気分にあったカレーが選べるのもいい。

そして季節のカレーもあるよ。

基本、ライスでいただきま~す。

おっさん女子は、米、大好き! 


でもイチオシは『ブナカレー』だ! 

この聞きなれないネーミングのブナカレーは、西インドのコルカタ(カルカッタ)の屋台料理を元にアレンジしてあるようで、東京ではこの「L」と、駒込にあるインドカレー店でしか、たぶん食べられない。

レバーや砂肝などを煮込んだドライタイプのスパイシーなカレーなのである。

カレーで内臓系は珍しいので、カレー好きにはぜひぜひ食べてほしい。


そしてブナカレーを頼んだときの店主の一瞬の雰囲気が、他のカレーを頼んだときと違うような気がする…………。


ブナカレーのときは『あら、あなた、そこに行くのね。わかってるじゃない』という感じ(個人的な完全な妄想です)。


インドに数回行ったことのある人でも「ブナカレー? 知らないなぁ」というマニアックさである。


吉祥寺の無所属系カレーの看板メニューと言ってもいい美味しさである。

これは、わざわざ吉祥寺に食べに来てほしいカレーだよ。



あと「L」は不定休なので、いきなり閉まっていて、店の階段を上ってがっくり……、ってなるときもあるんだけど、その気まぐれ感も実は好きだ。


ますます「L」のカレーが食べたくなる効果がある気がする。

それに基本は夜営業なのに、突然ランチ時間に営業していたりして……、えーっ、今日ランチやってるって知っていたら、お昼はここで食べたのに~! 

もう他所で食べちゃったよ……と思うこともあるので、とってもスリリング。


こんな風に、お客を甘やかさない緊張感漂うところも好きだ。





天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

このグルメ記事のライター

吉祥寺に住んで、ざっくり30年。基本「おっさん女子」の筆者が、たまに乙女マインドをチラつかせながら、地元民目線で食事情を語る。

関連する投稿


おっさん女子の吉祥寺パトロール(66) なぜか吉祥寺のカレーパンが激熱だよ、の件

おっさん女子の吉祥寺パトロール(66) なぜか吉祥寺のカレーパンが激熱だよ、の件

もうみんな忘れかけているかもしれないが、今年の夏は異常気象で、尋常じゃない暑さだった。そしてこの夏、気温以外で、吉祥寺で熱かったものがある。それはカレーパンである。もはや「カレーパンや、夢の跡……」という感じで初秋になったけど。そこで冷静になったおっさん女子が、吉祥寺のカレーパンについて独断で語ってみようと思う。


おっさん女子の吉祥寺パトロール(65) 新米の季節に、ご飯の大盛グラム数問題を吉祥寺で考えた件

おっさん女子の吉祥寺パトロール(65) 新米の季節に、ご飯の大盛グラム数問題を吉祥寺で考えた件

『盛る』といったら、SNSにアップする写真でも、アイメイクでも、面白い話でもない。『盛る』といったら白飯だろ。そんな白いご飯至上主義のおっさん女子とは私のこと。ウキウキの新米の季節が到来したので、今回は吉祥寺の店のごはん大盛問題を考えてみようと思います……。


おっさん女子の吉祥寺パトロール(64)吉祥寺の『いも・栗・かぼちゃ』は、なぜかアップルパイ……、の件

おっさん女子の吉祥寺パトロール(64)吉祥寺の『いも・栗・かぼちゃ』は、なぜかアップルパイ……、の件

秋の味覚、『いも・栗・かぼちゃ』の季節がやってきました。私は糖質を恐れないおっさん女子なので、いも・栗・かぼちゃは、なんの迷いもなくガンガン食べます(笑)。 そんな私が考える、吉祥寺で『いも・栗・かぼちゃ』のおすすめスイーツ店といえば……。


オヤジのコンビニ食ダイエット(37) 名店が監修したヘルシーなカレー! セブンイレブン「銀座デリー監修 野菜キーマカレードリア」

オヤジのコンビニ食ダイエット(37) 名店が監修したヘルシーなカレー! セブンイレブン「銀座デリー監修 野菜キーマカレードリア」

今回はみんな大好きカレーです! それも銀座デリーが監修したという「野菜キーマカレードリア」です! セブンイレブンはこれまでにも、銀座デリー監修のカレーを定期的に発売しているけど、今回のは、かなりヘルシーだと思ったので紹介します……。


おっさん女子の吉祥寺パトロール(63) 吉祥寺でワンコイン弁当をテイクアウトするなら、の件

おっさん女子の吉祥寺パトロール(63) 吉祥寺でワンコイン弁当をテイクアウトするなら、の件

吉祥寺って、お弁当屋さんが少ない気がするのは、私だけでしょうか? アトレ吉祥寺の食品売り場にも、東急吉祥寺のデパ地下もお弁当を販売しているけど、やっぱりできたてが食べたいよな、と思っているおっさん女子……。 そこで、財布の中身が寂しい日でもOKのワンコイン弁当をチョイスしてみました!


最新の投稿


池袋の【肉厚ロース定食】は驚きの安さ!嬉嬉豚とんかつ『君に、揚げる。』

池袋の【肉厚ロース定食】は驚きの安さ!嬉嬉豚とんかつ『君に、揚げる。』

池袋のトンカツ店「嬉嬉豚とんかつ 君に揚げる」のグルメ取材記事とおすすめメニューの写真。「小さな養豚農家さんが一生懸命育てている本当に旨い肉をブランド化して応援したいんです」とは社長の言葉。肉卸の直営店だからこそ、プロが認める上質な肉を安く提供できるという訳で、群馬県産「嬉嬉豚」を使った肉厚ロースが何と850円!


必食!超とんかつマニアの料理長が作る『亀かわ 巣鴨本店』のとんかつ!

必食!超とんかつマニアの料理長が作る『亀かわ 巣鴨本店』のとんかつ!

巣鴨のトンカツ店「亀かわ」のグルメ取材記事とおすすめメニューの写真。店名の『亀かわ』とは?の問いに返ってきたのは店で扱う「甘熟豚南国スイート」の養豚家の名前。南九州で生産に取り組む亀川さんの育てた肉を使っているから名付けたのだそう。[住所]東京都豊島区巣鴨4-19-8


とんかつ激戦区・高田馬場で、絶対に食べたい店『とんかつ ひなた』

とんかつ激戦区・高田馬場で、絶対に食べたい店『とんかつ ひなた』

高田馬場のトンカツ店「とんかつ ひなた」のグルメ取材記事とおすすめメニューの写真。「とんかつは、ご馳走だ」。このコンセプトこそが「とんかつ ひなた」の特徴そのものだろう。[住所]東京都新宿区高田馬場2-13-9


東京駅構内で「ちょい呑み」!コスパもGoodな店5選

東京駅構内で「ちょい呑み」!コスパもGoodな店5選

発車まであと00分!慌ただしくても楽しめるちょい飲みで、美味しいひとときを!列車の発車までまだ少しだけ余裕がある。そんな時に立ち寄りたいのが、ちょい飲みの店。美味しいお酒で列車を待てば、胃も満足、旅情もアップと一石二鳥です。 撮影/石井明和、小澤晶子(エノテカ)、大西尚明(あべや)取材/菜々山いく子


ザクッ、プリッ!一度食べたらハマる「エビフライ」は想像以上の食べ応え!

ザクッ、プリッ!一度食べたらハマる「エビフライ」は想像以上の食べ応え!

大山『とんかつ 豚しゃぶ 創作料理 銀扇』|テーブルに運ばれてきて、実際にその大きさを目にすると、「おーっ!」と感嘆の声を上げてしまった。ザクッ、プリッという爽快な歯ざわりのあと、ギュッと詰まった身の濃厚な味で満たされる。


ランキング


>>総合人気ランキング