撮り鉄の「食」の思い出(14) 江ノ電・鎌倉編 江ノ電「355」と絶品うな重/2013年撮影

撮り鉄の「食」の思い出(14) 江ノ電・鎌倉編 江ノ電「355」と絶品うな重/2013年撮影

映画「DESTINY鎌倉ものがたり」に出てくる現役の江ノ電「355」は、鉄道ファンに人気の車両です。この車両に乗って出かけた鎌倉、ちょっと頑張って絶品うな重に舌鼓をうってきました……。


江ノ電・鎌倉編 江ノ電「355」と絶品うな重/2013年撮影

映画「DESTINY鎌倉ものがたり」に出てくる現役の江ノ電「355」は、鉄道ファンに人気の車両です。

この車両に乗って出かけた鎌倉で、ちょっと頑張って絶品うな重に舌鼓をうってきました。

[富士山をバックに走る「355」、鉄道ファンに人気の車両]



前回、映画に出てきたタンコロ電車の現役のころのお話をしました。

映画のなかで現代の電車として登場するレトロな車両があります。

鉄道ファンにも人気の「355」。

300形と呼ばれる電車で最初に作られたのは昭和31年。
6編成12両が作られましたが、現在も現役なのは、この「355」1編成2両だけです。

[鎌倉高校前駅からは江ノ島を見ることができる]


外観は緑色とクリーム色のツートンカラーです。

現在はレトロデザインの新型車両など多種多様な車両が走っていて楽しいのですが、この車両はいかにも江ノ電という印象で、見かけるとラッキーという気になります。

江ノ電で旅をして355を見かけたら、ぜひ乗ってみてください。

最近では、ものすごく珍しくなった木の床で迎えてくれます。

少しだけ木に塗った油の匂いもしていて、懐かしさがこみ上げます。

355の車内、木の床が懐かしい。

江ノ電の沿線に咲くアジサイ。
走るのは2003年に登場した20形62。

2002年に登場した20形61が鎌倉駅に到着。
終点の車止めには、カエルの置物がある。

映画にも出てきた道と並んで敷かれた線路を走るのは、2006年に登場した江ノ電最新の電車500形。

鎌倉の有名なうなぎ屋「つるや」で、至福の時間を過ごす。

さて、鎌倉での食事です。

この日は、以前から食べたかった鎌倉のうなぎ屋さんに向かいます。

ミシュランのひとつ星を獲得した「つるや」です。

お店は江ノ電の和田塚駅から徒歩2分。

江ノ電の和田塚駅を降りると、道案内の看板がある。

良い感じの細い路地を歩くとお店が見えてきます。

いきなり店に行くと、満席の場合や、うなぎをさばいて料理をするのに時間がかかるので、うな重のサイズ(値段)を伝えて予約をしてから出かけました。

お店に入ってしばし……。

良い香りとともに、うな重が出てきました。

[「つるや」のうな重]


色はちょっと薄めです。

口に含むと、今まで食べたうなぎの蒲焼とは、ちょっと違います。

ああっ、うなぎって「魚」なんだと、改めて思わせるような味付けで、ふわっとした食感とともに至福の味です。

もともと、蒸さずにギトギトのうなぎが大好きだったのですが、対極にある味で最高でした。

江ノ電の旅のシメには、おすすめの料理です。


鎌倉といえば、必ず行きたくなるのは鶴岡八幡宮……。


で、お土産の代表といえば、映画の中にも出てくる豊島屋の鳩サブレです。

この「鳩」というのは、鶴岡八幡宮の神様のお使いだそう。

本宮の楼門に描かれている「八幡宮」の文字、この「八」の文字も、鳩がデザインされています。

「八」の文字に注目。
向かい合った鳩で描かれている。

この鳩サブレも好きなのですが、必ず買ってきてしまうのが「小鳩豆楽」。

小さな鳩形の落雁です。

やさしい甘さで帰って疲れたときにいただくと、実にやすらぐ味。

豊島屋の小鳩豆楽。



東京からも近い江ノ電の旅、日帰りでも十分楽しめます。

天気の良い週末に、いかがでしょうか?






佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”。初めて鉄道写真を撮った小学生のころから約50年。鉄道カメラマンなのに、列車に乗ると走るシーンを撮影しにくいので、撮影の8割はクルマで移動。そんなワケで1年のかなりの期間をクルマで生活しています。ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。



 主な著作に「富士鉄」(講談社)「新幹線ぴあ」(ぴあMOOK)「鉄道ムービー入門」(玄光社)「ひつじがすき」(山と溪谷社)など多数、映像集に「感動の美景鉄道」(MAXAM)「日本の新幹線・特急」(シンフォレスト)など、担当番組に「素晴らしき日本・鉄道の旅」(BS-TBS)など

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

このグルメ記事のライター

鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、お付き合いください。

関連するキーワード


撮り鉄 江ノ電 うな重

関連する投稿


撮り鉄の「食」の思い出(29) 出雲そばと出雲大社をめぐる鉄道 一畑鉄道・国鉄大社線/1978年~2018年

撮り鉄の「食」の思い出(29) 出雲そばと出雲大社をめぐる鉄道 一畑鉄道・国鉄大社線/1978年~2018年

今回は出雲大社をめぐる鉄道のお話です。現在出雲大社への足は、島根県のローカル私鉄一畑電車(いちばたでんしゃ)、通称“ばたでん”を使います。 この一畑電車に久々の新型車両が導入されたので、さっそく撮影に行ってきました。


撮り鉄の「食」の思い出(28) 山陰本線 宍道湖名産の、しじみを味わう/2012年~2018年

撮り鉄の「食」の思い出(28) 山陰本線 宍道湖名産の、しじみを味わう/2012年~2018年

山陰本線は、現在日本でいちばん長い在来線で、全長673.8Km。 京都府と山口県を結ぶ路線です。この山陰本線が島根県に差しかかると、車窓には宍道湖(しんじこ)が見えてきます。宍道湖といえば“しじみ”……。今回は道の駅で購入した“しじみ”を車内料理で楽しみました。


撮り鉄の「食」の思い出(27) 富良野線 富良野でおいしいものを堪能/~2017年

撮り鉄の「食」の思い出(27) 富良野線 富良野でおいしいものを堪能/~2017年

富良野のラベンダーは、例年7月中旬ごろが見ごろです。ということで今回は、美瑛駅からトロッコ列車に乗って富良野でラベンダー畑に向かいます。 天気が良ければ窓は全開、壁一面が開いています。北海道の涼しい風のなか、雄大な風景が広がります……。


撮り鉄の「食」の思い出(26) 富良野線 美瑛で雄大な丘の風景を堪能/2003年~2017年

撮り鉄の「食」の思い出(26) 富良野線 美瑛で雄大な丘の風景を堪能/2003年~2017年

夏といえば北海道!  それも雄大な風景がいいですよね。 今回は、北海道の中央部を走る富良野線です。 この線も大好きな路線で、数えてはいないですが、たぶん過去の撮影日数BEST3に入ると思います。 路線自体の風景も素晴らしいですし、周辺には雄大な景色が広がっているのも魅力です……。


撮り鉄の「食」の思い出(25)夕張支線最後の夏、夕張メロンを堪能する/1975年~2017年

撮り鉄の「食」の思い出(25)夕張支線最後の夏、夕張メロンを堪能する/1975年~2017年

私が初めて夕張で撮影をしてから、ナント43年も経ちました……。 新夕張駅から夕張駅までの通称“夕張支線”(正確には石勝線の一部)は2019年4月に廃止が決まってしまいました。今年は、夕張支線最後の夏です。夕張といえばメロン。近年夏の撮影に出かけると、格安夕張メロンが旅の楽しみになっています。


最新の投稿


観光列車「ろくもん」で辿る幸村ゆかりの長野の食と史跡【後編】

観光列車「ろくもん」で辿る幸村ゆかりの長野の食と史跡【後編】

真田幸村が生きた長野の地を、観光列車に揺られながら、各駅停車で途中下車しながら、愛でる旅に出かけてみませんか。今回は観光列車「ろくもん」のおすすめポイントと、長野駅をご紹介します! 撮影/大西尚明、ツジノワタル(大阪) 取材/飯田 守(幸村)、飯田かおる(ろくもん、上田、長野)、松井さおり(小諸、田中、大屋、長野)


三連休におすすめ!観光列車「ろくもん」で辿る幸村ゆかりの長野の食と史跡【前編】

三連休におすすめ!観光列車「ろくもん」で辿る幸村ゆかりの長野の食と史跡【前編】

真田幸村が生きた長野の地を、観光列車に揺られながら、各駅停車で途中下車しながら、愛でる旅に出かけてみませんか。前編では小諸駅~上田駅をご紹介します!


名古屋エリア限定グルメ情報(48) 岐阜県が誇るブランド豚「ボーノポークぎふ」の高いポテンシャルに驚愕!

名古屋エリア限定グルメ情報(48) 岐阜県が誇るブランド豚「ボーノポークぎふ」の高いポテンシャルに驚愕!

愛知県の隣、岐阜県で肉といえば、飛騨牛があまりにも有名である。では、豚肉はどうか。岐阜のブランド豚、「ボーノポークぎふ」は、知名度こそまだまだだが、鹿児島の黒豚や沖縄のアグー豚にも負けてはいない。 今回紹介する『豚料理 とんと』は、ボーノポークぎふに魅せられた店主が作る、こだわり満載のメニューだ……。


週末の銀座ランチはちょっと優雅に!おすすめ4軒はここ!

週末の銀座ランチはちょっと優雅に!おすすめ4軒はここ!

お出かけついでに立ち寄りたい!週末のちょっと優雅な銀座ランチ。銀座はやっぱりハレの場所。だからこそ気分をさらに盛り上げてくれる、この4軒で上質ランチを楽しんでください!


『おとなの週末』の「キナミトパン」連載でおなじみ!  木南晴夏さんお気に入りのパン屋さんが西武渋谷店に大集結!

『おとなの週末』の「キナミトパン」連載でおなじみ!  木南晴夏さんお気に入りのパン屋さんが西武渋谷店に大集結!

パン好きで有名な女優、木南晴夏さんが「まだ見ぬ、東京新発見」をキーワードに、お気に入りのパン屋さんを集めた美味しいイベントを開催。 そのイベントは、西武渋谷店で9月22日(土)より開催される、パン祭りイベントの名は「木南晴夏の渋BREAD」。 おいしいパンが食べたい人、パンに興味のある人は、ぜひ西武渋谷店へ!


ランキング


>>総合人気ランキング