エリア: 東京都

いざ、カツカレー!東京都内ベスト「カツカレー」5選!

いざ、カツカレー!東京都内ベスト「カツカレー」5選!

これほど男心をくすぐるメニューもそうはないハズだ。カツとカレー。かぐわしく食欲をそそり、パンチも十分。とんかつ店からビストロまで、男を誘う逸品を紹介する!


カツかカレーかバランスか!?港々の誘惑!

 千葉茂(往年の読売巨人軍の名二塁手だ)と聞いて、すぐにピンと来る人はかなりのオールドファンだと思うが、彼が『銀座スイス』で「カレーライスにカツレツをのっけてくれ!」と言って誕生したのがカツカレーとは有名な話。千葉さんに猛烈感謝である。スパイシーさと辛さに汗をかきながらスプーンを走らせるカレーライス。豚肉の脂と旨みが衣に閉じ込められ、待ちきれない衝動にかられるカツ。このふたつのご馳走が一体化したとなれば、もはや抗えまい。アドレナリン全開で、うおっし! と挑まずにはいられない、カツカレーは本能の食べ物なのである。高速道路のSAでだって思わず頼んでしまうのは、男の本能なのだから仕方ない。

 というわけで、行くぞ、カツカレー・ハンティング!

 カツカレーとひと口に言っても、いまやとんかつ屋やカレー専門店、洋食屋やビストロと、いろんなカツカレーが存在する。そう、港々で待つ女のごとく、出会いを求めて行脚しなければならない。うーん、こう来たか! と頷く興奮が待ってるはずだ。

 最初は、蒲田の「とんかつ檍(あおき)」の隣に構えるカツカレー屋『いっぺこっぺ』だ。何がって、まず、見事な厚みでサクッと揚がり、噛み締めれば歯切れよく、健康的な豚の旨みがいっぱいなカツが◎。ロースは150gのボリュームだ。さらに、カレーもいい。とんかつ用のロースを成形した端材の肉が野菜と一緒に煮込まれていてトロトロ。それゆえの甘みとコクがにじみ出ている。カレーとカツはセパレート。一体化するとまた絶妙なのだが、岩塩やソースも用意され、どう食べ進めるか迷うのも楽しい。

とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺのカツカレー [蒲田エリア]

 蒲田の人気店『とんかつ檍』が手がけるカツカレー専門店。とんかつに使用するのはこだわりの「林SPF」豚。健康で臭みがなく、きめ細やか。脂身の旨さは絶品だ。薄めの衣でサクッと揚げられたカツは文句なしに旨い。スパイシーさにコクもあるサラッとしたカレーが主張し過ぎず、カツを盛り立てる。開店時間には行列になることが多いが、その価値ありだ!

写真:ロースカツカレー 1000円

クセのない油、上質な粉で揚げられたとんかつは衣も薄め。サクッとしてカレーにもよく絡む。

写真:林SPF豚のロース。上等な肉を使用

[店舗情報]

[住所]東京都大田区蒲田5-43-7 [TEL]03-3739-4231(とんかつ檍) [営業時間]11時~15時、17時~21時(並んだ人まで) ※ランチタイム有 [休日]水 [席]カウンター7席/禁煙/予約不可/カード不可/サ・お通し代なし [交通アクセス]JR京浜東北線蒲田駅東口から徒歩4分

とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺの詳細ページへ

 お次は町田の裏路地の一角に、47都道府県から足を運ぶファンも多い『アサノ』の“リッチな”カツカレーだ。早速スープ状のカレーをひと口啜れば、む、なんという完成度! カルダモンが利いて爽やかにスパイシー。でも、それだけじゃない。玉ネギや野菜がしっかり溶けた旨みで、まさに旨々のリッチな味わい。聞けば、鶏ガラと豚骨をベースにアゴだしなど和のテイストも入ったこだわりのブイヨン。脂身が上品な甘さの希少ロース「高座豚」を使ったカツはほどよい厚みでカレーと合い、最高にバランスがいい。食べ進めるにつれ引き込まれるシアワセ。まだ旅の途中なのに惚れてしまったじゃないか。また来るぜ。

アサノのカツカレー [町田エリア]

 昭和62年から続くカツカレーの名店だ。ご主人が先代とともに研究したカレーにはホテルの味、東南アジア仕込みのスパイス、和のテイストも加わって、さらさらしながら深い味わい。神奈川県名産の「高座豚」には上品な旨みがあって、カレーと一緒になるとさらに旨い。カレーに溶け込んだ肉、別に茹でられたジャガイモやニンジン。あぁスプーンが止まらない。

写真:リッチなカツカレー 1450円

ブイヨンに丸1日、カレーペーストに1日半。丸4日かけて仕込まれる。

写真:アゴ、煮干し、昆布、椎茸のダシも入
っている

[店舗情報]

[住所]東京都町田市原町田4-5-19 町田仲見世飲食街 [TEL]042-729-7258 [営業時間]11時半~14時(並んだ人まで)、17時~20時(売り切れ終了) ※ランチタイム有 [休日]水、第2・3木 [席]カウンター7席/禁煙/予約不可/カード不可/サ・お通し代なし [交通アクセス]JR横浜線ほか町田駅ターミナル口から徒歩3分

アサノの詳細ページへ

ビストロ、レストランも見逃せない!

 お次は、溜池山王の『とんかつまさむね』だ。「和豚もち豚」を使ったここのとんかつは、軽さを追求しているのが特徴。揚げ油も植物性でサクリと豚の旨みを味わえる。そしてインディなスパイシーさを感じさせる、スパイスオリジナルブレンドのカレーがそそる。辛いんだけど甘みもある。その理由はスープの中に大量に投入された野菜、特にキャベツがたっぷり入っているというのが秘密だ。とはいえ「主役のとんかつを殺さないように」計算された絶妙なスパイス感。横顔がちょっとだけエキゾチックなのがいいのだ。

とんかつまさむねのカツカレー [赤坂エリア]

 サクッと揚がって柔らかく、旨みがあるけど重くない。軽さを追求したとんかつは、岩塩や醤油と和辛子で食べるのもオススメの美味しさ。カレーのスパイスは、インド料理店で働いていたこともあるご主人のオリジナル・ブレンドだ。小麦粉は一切使わず、とろみはほぼ野菜からのもの。独特のスパイス感があって、辛いけど甘みもあり、引き込まれる味だ。

写真:まさむねカツカレー 1080円(夜1280円)

歯切れのいいカツとスパイシーなカレーで、ボリュームもあるが、後半に向けてもっと食べたくなる味だ。

[店舗情報]

[住所]東京都港区赤坂2-8-19 [TEL]03-3505-3505 [営業時間]11時半~15時(14時半LO)、18時~22時(21時半LO)※土はランチのみ ※ランチタイム有 [休日]日・祝 [席]カウンター11席、テーブル19席 計30席/全席禁煙/予約不可/カード不可/サ・お通し代なし [交通アクセス]地下鉄銀座線ほか溜池山王駅10番出口から徒歩2分

とんかつまさむねの詳細ページへ

 趣向を変え、恵比寿のビストロ『モンタンベール』に行こう。長年ホテルのレストランで腕をふるったシェフによるフレンチ仕込み。「チキンブイヨンが決め手。どれくらいきっちり取れるかで味が決まる」というポークカツカレーだ。ほのかにスパイシーなカレーに感じるのは旨みとコク。そしてここに合わさるのが「越乃黄金豚」のカツ。「脂が軽くて旨いのよ」の言葉通り、柔らかく、さらりと旨い。これが、舌触りよく、シェフ曰く“節度のある辛さ”のカレーと相俟って、ひとつの世界観をなしているのが素敵である。

モンタンベールのカツカレー [恵比寿エリア]

 チェックのテーブルクロスがうれしいビストロで、「子どもの頃、カレーはご馳走だったから」という、シェフの伊藤さんが丁寧に仕上げるカレー。カレーはほかにも全部で11種類ある。小麦粉や油は使わず、コクにこだわったカレーソースはもたれることがなく、女性に人気なのも頷ける。カツはこだわりの「越乃黄金豚」を使用。ほどよい辛さとスパイシーさが◎だ。

写真:ポークカツカレー 1300円

カレーソースには「マイルド」と「スパイシー」の2種類あり。スパイシーさが飛ばないように計算して煮込む。

[店舗情報]

[住所]東京都渋谷区恵比寿1-16-29 デリス第2ビル1階 [TEL]03-3443-2323 [営業時間]11時半~15時(14時半LO)、18時~22時(21時半LO)※ランチタイム有 [休日]日・月の祝 [席]テーブル20席/全席禁煙/夜のみ予約可/カード可(昼は不可)/サ・お通し代なし [交通アクセス]JR山手線恵比寿駅東口から徒歩4分

モンタンベールの詳細ページへ

 そして目白の『旬香亭』。まず注目なのはメニュー名「カツとブラックカレー」だ。カツはカツ、カレーはカレー。男らしいではないか! 脂の甘みが強い「夢の大地」を使ったカツは、しっかり厚みがあるけど柔らかい自信作。カレーはスリランカの先住民シンハラ族のカレーをアレンジ、スパイスを煙が出るまで煎って作るのが特徴だ。バターのコクやブイヨンの旨みも加わっている。辛さと甘みの奥からくるスパイシーさがたまらない。野菜の素揚げがさりげなく隠れてるのもニクいぞ。

旬香亭のカツカレー [目白エリア]

 昔懐かしい洋食とレストランというのがコンセプト。とんかつの人気店『神田ポンチ軒』と同系列でもある。脂身が甘いロースはきめが細かく、ガシッと頬張りたい。岩塩や卓上の太陽ウースターソースも合う。もちろん、スパイスを煙が出るまで炒めたブラックカレーとの相性も抜群。とんかつの下には季節の野菜の素揚げが隠れていて、食べ進めるのがまた楽しい。

写真:カツとブラックカレー(ランチのみ) 1600円

メニューとしてはランチのみ。夜は、ブラックカレーとロースとんかつを別々に頼む手も。

[店舗情報]

[住所]東京都豊島区目白2-39-1 トラッド目白2階 [TEL]03-5927-1606 [営業時間]11時~15時(14時LO)、17時~23時(22時LO)※ランチタイム有 [休日]月(祝の月は営業) [席]テーブル30席/全席禁煙/予約可/カード可/サ・お通し代なし [交通アクセス]JR山手線目白駅から徒歩1歩

旬香亭の詳細ページへ

 熱気あふれるカツカレー。数多の出合いで男を磨くべし。腹を空かせてあなたもGOだ!

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

このグルメ記事のライター

関連する投稿


唸る美味しさ居酒屋カレー3選!コレ目当てで通いたい(東京都内)

唸る美味しさ居酒屋カレー3選!コレ目当てで通いたい(東京都内)

みんな大好きカレーライス! だから居酒屋にだっておいしいカレーはあるんです。編集部・武内オススメの店、ご紹介します。


東京都内、カレーライスの名作5選!これぞ日本の宝、名作カレーライスガイド

東京都内、カレーライスの名作5選!これぞ日本の宝、名作カレーライスガイド

本格とか、インド原理主義とかではなく、日本で歴史を刻んだ〈カレーライス〉は、もはや私達の国民食であり、かけがえのない宝物。これぞ名作と言わしめる、そんな至宝のカレーたちを徹底解剖します!


新宿にあった「カフェハイチ」、昭和を代表する名作カレーが中野で復活

新宿にあった「カフェハイチ」、昭和を代表する名作カレーが中野で復活

café HAITI(カフェ・ハイチ)/カレー/中野|南の海を思わせる青い皿の上に、こげ茶色のドライカレーがのった丸いライスが無人島のようにぽかりと佇んでいる。このフォトジェニックな光景が「懐かしい」となる人はきっと多い。


カレーの名作がまたひとつ、高田馬場に誕生した。|プネウマカレー(カレー/高田馬場)

カレーの名作がまたひとつ、高田馬場に誕生した。|プネウマカレー(カレー/高田馬場)

プネウマカレー(カレー/高田馬場)|店主の長谷さんは趣味のカレー歴が約20年。かなり攻めたカレーを完成させていたが、店を開く直前に大きな転機がやって来た。


カレーと魯肉飯よくばりに2つを合いがけで「ろかプレート」|魯珈(カレー/大久保)

カレーと魯肉飯よくばりに2つを合いがけで「ろかプレート」|魯珈(カレー/大久保)

「SPICY CURRY 魯珈 (ろか)」(カレー/大久保)|「ロカ」という不思議な響きの店名は、台湾の魯肉飯とカレーに由来する。幼い頃からカレー好きという店主の齋藤さん。


最新の投稿


上質な酒を安価で楽しめる!長居したくなる「銀座君嶋屋」(銀座/バー)

上質な酒を安価で楽しめる!長居したくなる「銀座君嶋屋」(銀座/バー)

おとなの週末「今夜、銀座のバーで……」特集掲載店舗。銀座1丁目、高速道路下にある角打ち。


西麻布で唯一無二の高コスパ寿司!極上ネタを美味しく安く|酒・肴・寿司 いっき(寿司/西麻布)

西麻布で唯一無二の高コスパ寿司!極上ネタを美味しく安く|酒・肴・寿司 いっき(寿司/西麻布)

高級店がひしめく西麻布で、お値打ちの寿司と肴を味わうならここを置いて他にない。使用するのは、今築地で最も勢いのある仲卸「やま幸」から仕入れる生本マグロをはじめ、料理長が早朝から市場に足を運び、目利きして選んだ極め付きのネタばかり。


激安ランチ激戦区「神田のランチ」グランプリ!神田 ランチ ランキング ベスト5!

激安ランチ激戦区「神田のランチ」グランプリ!神田 ランチ ランキング ベスト5!

神田 ランチ ランキング ベスト5!11時半を過ぎると、街はビジネスマンやOLであふれかえる。それだけに昼ごはんの価格はワンコインが当たり前なのが神田の最大の特徴だ。東京都内でも屈指の激戦エリアで、安くて美味しい店を求めて右往左往。結果、衝撃の安ウマメシが見つかりました!


「これぞ!」という店を厳選!日本橋の和のお店(ランチ情報付き)

「これぞ!」という店を厳選!日本橋の和のお店(ランチ情報付き)

江戸文化が薫る日本橋は今も昔も美味しい店が集まっています。品格あるこの街の風情にしっくりと馴染むのは、何といっても和のお店。日本の伝統を個性豊かに受け継ぐ粋な店を探してきました!


酢重正之商店がプロデュース!蕎麦呑みができる「酢重正之 楽」(丸の内/そば)

酢重正之商店がプロデュース!蕎麦呑みができる「酢重正之 楽」(丸の内/そば)

おとなの週末「蕎麦呑み、天国。」特集掲載店舗。信州軽井沢を拠点に、厳選大豆を使用した11種類の信州味噌や、昔ながらの製法で作られた醤油の販売を手がける酢重正之商店がプロデュース。


ランキング


>>総合人気ランキング