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撮り鉄の「食」の思い出(24) 土讃線 高知日高村のオムライス街道/2018年

撮り鉄の「食」の思い出(24) 土讃線 高知日高村のオムライス街道/2018年

土讃線の撮影で出会った“トマト”。高知市の西側にある日高村では、鉄道に並行している国道が“オムライス街道”と名付けられていました。 この撮影地に来る途中、気になる看板を見かけました。 「日高村オムライス街道」。当然口の中はオムライスの準備万端、昼ご飯は決定です……。

土讃線 高知日高村のオムライス街道/2018年


土讃線の撮影で出会った“トマト”。

高知市の西側にある日高村では、鉄道に並行している国道が“オムライス街道”と名付けられていました。

土讃線の撮影も3日目、この日は高知県内の撮影です。

最初の撮影は、天然鰻で有名な仁淀川の鉄橋です。

河口に近いために川幅も広く、流れも穏やかです。

[土讃線仁淀川の鉄橋、河口に近くて川幅も広い(2018年撮影)]



次に向かったのは、前日の撮影で車内を撮影していたスタッフから聞いた菜の花畑です。

田植えの準備が進んでいる田んぼの一角が、きれいな黄色に染まっていました。


[土讃線日下~花岡の菜の花畑を走る普通列車(2018年撮影)]



この撮影地に来る途中、気になる看板を見かけました。

「日高村オムライス街道」

前日まで四国の新鮮な魚介など繊細なおいしさに触れていただけに、ガツンと分かりやすいであろう「オムライス」の文字に目が釘付けです。

当然口の中はオムライスの準備万端、昼ご飯は決定です。


幸運なことに、菜の花畑の撮影地は“村の駅ひだか”という村の直売店まで踏切を挟んで目と鼻の先でした……。


撮影地の隣にあった
“村の駅ひだか”。


撮影の合間に店に入ってみます。

ちょうど、取材時は5月。

山菜や筍がたくさん並んでいます。


しかし、中央にどんとそびえるのはフルーツトマトの山。

もう、まっかっかです。



店の真ん中には、
フルーツトマトの山。



村の駅の駅長さんにお話をうかがうと、日高村はもともとトマトの名産地。

糖度の高くておいしいシュガートマトを作り始めてから、近隣遠方からたくさんの方がトマト目的で、来ているそうです。


トマトおでんも人気。


まずは、シュガートマトをいただきます。

粒は小さめですが甘さと酸味が絶妙。

ちょっと味見のつもりでしたが、ついつい完食しちゃいました。


売店で買ったシュガートマト
500円。



いよいよ、本来の目的、“オムライス”です。

村の駅にあるレストランでも食べられるのですが、テイクアウトにして菜の花畑で食べることにしました。

メニューを見ると「デミソース or ケチャップ」とあります。

今回は最初なので、もちろんケチャップをセレクトしました。


受け取ったオムライスはおいしいそうで、卵も、ふわっとした感じです。

固まってしまっては元も子もありません。

菜の花畑にダッシュしました。


道の駅で購入した
ケチャップオムレツ。



早々に写真を撮って食べ始めます。

ほんのりとした甘さのケチャップライスにふわふわ卵、上にかかるケチャップは少しだけ酸味が立っていて実に美味です。

今まで食べてきたオムライスと別物……ではなくて、なつかしいオムライスをめちゃくちゃおいしくした感じです。

お昼ご飯にオムライスは、正解!でした。

撮影目的の“幕末維新号”通過のときには、
村の駅ひだかのスタッフやお客さんが
ノボリをあげて見送る。



さて、私が高知県内で土讃線を撮影するときに、必ず寄る店があります。

その場所は、最後にかわうそが目撃されたことで知られる須崎。

道の駅、その名も「かわうその里すさき」、とても私的な話ですが、私の家で飼っているネコのうち1匹は、この道の駅に捨てられていたのをもらい受けて東京まで連れてきました。

そんな縁もあって、通りかかると必ず寄ります。

道の駅
“かわうその里すさき”。



お土産や農産物のほか、新鮮な魚を扱う魚屋さんもあります。

今はシーズンなので、お店でカツオのたたきを藁焼きで作っています。


道の駅内で作っている
カツオのたたき。



連日になりますが、やはり食べないわけにはいきません。

塩と醤油でいただきました。

やはり焼き立てはワラの香りと、ほんのり温かさで脂の香りが立っておいしいです。


焼き立てが
やはりおいしい!



天気に恵まれた本日の撮影で、高知の取材も終了です。

夜ご飯は、いつものように車の中で作ります。

村の駅ひだかで買った新鮮なタケノコを刺身と若竹煮にしました。

サクサクの食感と春の味、おいしかったです。


旬の味、
筍の刺身。


若竹煮、
おいしかったです。



今日は、いつにも増して食べっぱなしの1日。

満足です。







佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。


このグルメ記事のライター
佐々倉実@まとメシ

鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、お付き合いください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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