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撮り鉄の「食」の思い出(33) 富士宮焼きそばと富士山をめぐる身延線の旅/2005年~2018年

撮り鉄の「食」の思い出(33) 富士宮焼きそばと富士山をめぐる身延線の旅/2005年~2018年

富士山と鉄道を撮影する名所のひとつが、身延線の富士宮駅付近です。富士宮といえば富士宮焼きそば。もちもちとした食感がたまりません。 そして、富士山と鉄道をいっしょに撮影する場所は関東、東海、甲信越に数多くあるのですが、そのなかでも富士山本宮浅間大社がある富士宮は撮影地としても総本山といった感じです……。

富士宮焼きそばと富士山をめぐる身延線の旅/2005年~2018年


富士山と鉄道を撮影する名所のひとつが、身延線の富士宮駅付近です。

富士宮といえば富士宮焼きそば。

もちもちとした食感がたまりません。


秋も深まってきて空気が澄んでくると富士山もきれいに見えてきます。

夏と同じサイズで見えているはずなのに、秋~冬の富士山は大きく見えます。

[富士宮付近から見る富士山と身延線(2011年撮影)]


富士山と鉄道をいっしょに撮影する場所は関東、東海、甲信越に数多くあるのですが、そのなかでも富士山本宮浅間大社がある富士宮は撮影地としても総本山といった感じです。

天気が良くて、富士山に良いバランスで雪が積もっているのを見ると、撮影に出かけたくなる場所です。

[富士宮にある富士山本宮浅間大社(2013年撮影)]


身延線は、静岡県の富士駅から山梨県の甲府駅まで、ほぼ南北に敷かれています。

富士宮駅より北はほとんど単線というローカル線ですが、特急列車も走っています。


[身延線を走る特急富士川(2010年撮影)]

[富士山をバックに走る特急富士川(2005年撮影)]


富士宮といえば、富士宮焼きそば。

高架の上にある、富士宮駅のコンコースにも、しっかりとお店があるほどです。

[高架にある富士宮駅(2011年撮影)]


[駅コンコースにも焼きそば屋(2011年撮影)]


少し前の話ですが、『おとなの週末』の取材で富士宮を訪れて、数軒の焼きそば屋さんを訪ねました。

お店によって具ややわらかさ、味の濃さなど変化があります。

お皿で出てくる店や、鉄板の上から食べる店など、それぞれに楽しくておいしかったです。

共通するのは、麺のもっちりとした食感と、コクのある味わいです。

どっしりとした感じで、食べ応え満点です。

[富士宮焼きそば学会パイロットショップ(2013年撮影)]


[前島の焼きそばは鉄板の上から直接食べる(2013年撮影)]

「車中食」の醍醐味を満喫するため、食材を現地で購入し……!


さて、今回はどのお店で食べようかと考えていたのですが、やはり“車中食”。

スーパーへ買い出しに行きました。

もちろん静岡のスーパーには、富士宮焼きそばが並んでいます。

製麺所は4軒あるそうですが、よく見かけるのはマルモの麺。

今回はこの麺とソース、それに富士宮焼きそばにかかせない“焼そばの友”を購入です。

“焼そばの友”とは、豚の背油の油をとったあとの肉かすで、ほかの土地ではあまり見かけません。

[静岡県のスーパーで買った富士宮焼きそば(2018年撮影)]

[“焼そばの友”を袋から出すと意外と大きめのカットになっている(2018年撮影)]

[包丁で細かく刻んで準備(2018年撮影)]


まずは“焼そばの友”を細かく刻んでフライパンへ。

例によって後の洗い物を減らすために、フライパン用のアルミホイルを使います。


じっくりと弱火で火を通すと、じわっと脂が出てきます。

このラードがコクの元です。

[フライパンの上でじっくりと炒める(2018年撮影)]


油がたっぷりと出たところで肉を投入。

このときは相当ハネるので、上からもう1枚アルミホイルをかけて避けないと、車内がたいへんなことになります……。

じつはちょっとたいへんで、カメラもちょっと油っぽくなってしまいました……。

[油が出たところで豚肉投入。油ハネ注意!(2018年撮影)]


肉に火が通ったら、短冊に切ったキャベツを加えて炒めます。

8分くらい火の通った具をフライパンの片側に寄せて麺を置き、水を加えます。

ふたをして蒸しあげ、おいしそうな柔らかさになったところでソースを投入します。

[具を寄せて麺を置いて水をかけ、蒸しあげる(2018年撮影)]

[マルモのソースをかけて……(2018年撮影)]

[混ぜながら焼く。アルミホイルのおかげで焦げ知らず(2018年撮影)]


本当はこのあと専用のダシ粉(イワシ粉)をかけて完成なのですが、買い忘れました。

車内の調味料を探すと、“全部食べるだしパウダー”が残っていました。

ラッキー!



[車内に残っていた、だしパウダー(2018年撮影)]

[焼きそばを皿に盛って、だしパウダーをかけて完成(2018年撮影)]



ホンモノとは違うところもありますが、“車内版富士宮焼きそば”の完成です。

麺の柔らかさも絶妙。

ソースと肉かすのラードで、まずいはずはありません。

だしパウダーも、かなりベストマッチングで、あっという間の完食でした。


自分で作ってみると、おいしさの理由も少しわかって、楽しく食べられます。

富士宮焼きそばは通販でも買えるので、作ってみたい方は、ぜひ取り寄せてみてください。






佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。

このグルメ記事のライター
佐々倉実@まとメシ

鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、お付き合いください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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