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撮り鉄の「食」の思い出(35) 日本最西端の駅とカスドース 松浦鉄道/2018年

撮り鉄の「食」の思い出(35) 日本最西端の駅とカスドース 松浦鉄道/2018年

佐賀県と長崎県に敷かれている松浦鉄道、元はJR九州の松浦線。 この路線は日本最西端の駅があることでも有名です。 日本最西端の駅付近で撮影中に出会ったお菓子カスドース。一説にはカステラよりも古くに伝来されたともいわれています……。

日本最西端の駅とカスドース 松浦鉄道/2018年


日本最西端の駅付近で撮影中に出会ったお菓子カスドース。

一説にはカステラよりも古くに伝来されたともいわれています。

佐賀県と長崎県に敷かれている松浦鉄道、元はJR九州の松浦線です。

この路線は、日本最西端の駅があることでも有名です。

最西端の駅は、“たびら平戸口駅”です。

東の伊万里方面から西に向かって敷かれた線路が、大きくカーブして南東に向かう先端付近に駅があります。

[日本最西端の駅松浦鉄道、“たびら平戸口駅”(2018年撮影)]



駅を訪ねてみました。

駅の雰囲気は昔の通りで、田舎の駅の良い感じを今に残しています。


[日本最西端の表示もある(2018年撮影)]



駅の中は、鉄道の博物館になっていました。

国鉄時代、JR時代、第3セクター時代と、3つの時代の展示がなされています。

[駅内には貴重な資料がびっしり並ぶ(2018年撮影)]


[JR松浦線お別れの記念物も展示(2018年撮影)]



また、日本最西端の駅訪問証明書も100円で売っています。

[日本最西端の駅訪問証明書(2018年撮影)]



ところで……。

鉄道に詳しい方には「日本最西端の駅」は違うのでは? と思われているかもしれませんので、念のため。

たしかに、鉄道としての日本最西端の駅は、沖縄ゆいレール(沖縄都市モノレール)の那覇空港駅です。

[すべての日本の鉄道の最西端は、沖縄のゆいレール那覇空港駅(2005年撮影)]



なので、正確には「本土最西端」や「通常の鉄道の最西端」などになるですが、ここは優しい気持ちで日本最西端の駅と言いたいです(笑)。

せっかく最西端の駅に来たので、最西端の線路も気になってきました。

車で細い道に入り、かなり近くまで寄ったのですが、トンネルがあってズバリの場所にはたどり着きません。

それでも、かなり近くに良い撮影ポイントがあったので撮影です。

森の中の直線を走って、目の前でカーブ、ローカル線の雰囲気が良いポイントでした。

[撮影ポイントでのカーナビ表示(北が上)。現在地の上にあるカーブの左頂点が最西端(2018年撮影)]


[最西端付近で撮影(2018年撮影)]



撮影もひと区切りついたところで、平戸に渡って観光です。

平戸に渡る平戸大橋は、たびら平戸口駅から車で5分、すぐです。


[平戸側から見た平戸大橋(2018年撮影)]



まずは、道路からも見えている平戸城へ。

大きな天守閣ではないですが、登ってみると青い海が美しく見えます。

[平戸城天守閣(2018年撮影)]


[天守閣の上からは美しい海が見える(2018年撮影)]



続いて……。

カトリック平戸ザビエル記念教会へ移動します。

協会の中を撮影することはできないのですが、観光客にも公開してくれています。

ステンドグラスが美しく、荘厳な教会です。

ぜひ、直接見てください。

[カトリック平戸ザビエル記念教会(2018年撮影)]



鉄道撮影の常で、特に天気の良い日には長い時間の観光ができません。

残念ながら平戸観光はこれで終了。

移動を始めます。


移動の途中にあった道の駅で見つけたのがカスドース。

このお菓子、聞いてはいたのですが、実際に見るのは初めてでした。

食べてみたかったお菓子なので感激です。

[長崎のお菓子カスドース 平戸の蔦屋製(2018年撮影)]



箱に入っていたパンフレットによると、「このカスドースは江戸時代にポルトガル宣教師によって伝えられて、平戸の地に400年続いているお菓子」とのことです。

製法は、甘さ控えめのカステラを一晩寝かせ、たっぷりの卵黄にくぐらせてから、沸騰した糖蜜で火を通してザラメをまぶして作ります。

控え目とはいえ、カステラ>糖蜜につけて>ザラメをまぶす……。

甘そう……。

[中は小分けになっている(2018年撮影)]



小分けの袋を開けてみると、やっぱり甘さオーラがにじみ出ています。

手に持つと、蜜でしっとりとしていて、普通のカステラとはだいぶ印象が違います。

[普通のカステラはこんな感じ(2018年撮影)]


[カスドースはしっとり(2018年撮影)]


[割ってみたところ(2018年撮影)]




食べてみると、まずはザラメのざらっとした感じ。

次に蜜攻めてくるのですが、意外や意外、強烈に甘いわけではありません。

もちろん甘いのですが、まろやかな甘さで、黄身の風味を感じます。

蜜も、食べた感じはさらっとしていて、しつこさはありません。

中のカステラとのバランスもばっちりです。

私はそれほど甘いもの好きではないのですが、もうひとつ手が伸びるおいしいお菓子でした。





佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。


このグルメ記事のライター
佐々倉実@まとメシ

鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、お付き合いください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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