名古屋エリア限定グルメ情報(56) 台湾人が日常的に食べている料理が楽しめる『台湾飲茶cafe 茶坊』

名古屋エリア限定グルメ情報(56) 台湾人が日常的に食べている料理が楽しめる『台湾飲茶cafe 茶坊』

私事で恐縮だが、2018年9月に台湾・台北へ行った。現地に出店した名古屋の飲食店の取材が目的だったが、その合間に台湾のグルメも楽しんだ。そこでわかったのは、名古屋にある台湾料理店との味の違い……。 そこで、本場の味を名古屋で探したところ、名東区一社で見つけた。


台湾人が日常的に食べている料理が楽しめる『台湾飲茶cafe 茶坊』


私事で恐縮だが、2018年9月に台湾・台北へ行った。

現地に出店した名古屋の飲食店を取材するのが目的だったが、その合間には台湾のグルメも楽しんだ。

そこでわかったのは、名古屋にある台湾料理店との味の違い。

台湾料理とは名ばかりで、中華料理と何ら変わらない店が多いのだ。



台北で食べた料理は、どれもあっさりとした味付けが印象的だった。

本音を言えば、物足りなさも感じていたが、帰国してからアノ味が恋しくなるから不思議だ。

……ってことで、本場の味を名古屋で探したところ、名東区一社で見つけた。



それが今回紹介する『台湾飲茶cafe 茶坊』だ。

店は、台北生まれで日本に帰化した髙木明子さんと中国人の鄭立新さん夫妻が2年前に開店させた。


「以前は中国料理店で働いていましたが、味が濃すぎて私自身が食べられなかったんですよ。
それで、台湾らしい素朴な味わいの料理を出したいと思ったんです。
マコモダケや百合の蕾、青龍菜など台湾直送の野菜を使ったメニューなど、台湾人が日常的に食べている料理をお楽しみください」と、髙木さん。


メニューの中に私が台北でハマった「ルーロー飯」(750円)を見つけた。

おや?

台北で食べたのは、つゆが多い、いわゆる“つゆだく”だったが、ここのはつゆが少なく、さらっとしている。

醤油と砂糖がベースの甘辛い味付けは、名古屋人ならずとも万民受けする味だろう。


「味付けは醤油と砂糖、紹興酒、赤ネギ、そして八角です。
八角は好みが分かれますから、台湾のレシピよりも控えめにしています」(髙木さん)



こちらは、「ルーロー飯」と並んで人気の「台湾風焼ビーフン」(850円)。

名古屋ではピリ辛の「台湾ラーメン」があまりにも有名すぎて、「台湾」の名を冠する料理はどうしても辛いイメージを抱いてしまう。

が、ここのは辛くないのでご安心を。


「じっくりと煮込んだ牛肉をのせた台湾の『牛肉麺』に使うタレを使っています。
麺一本一本にしっかりと染み込んだ牛肉の旨みをお楽しみください」(髙木さん)



ここへ来たら絶対にハズせないのが、点心。

大ぶりな肉がゴロゴロ入った店の名物「小籠包」と、日替わり4種の点心が楽しめる「点心5種盛」(650円)がオススメだ。

この日は、海老入りの「ヒスイ点心」とフワフワ食感の「豆腐点心」、定番の「海老餃子」、スープがたっぷりの「マンナン小籠包」。


醤油と辛子が付くが、あえて使わずにそのまま食べて素材そのものの美味しさを楽しむのが台北流だとか。

昼は、この「点心5種盛」をメインにした「日替豪華点心ランチ」(全7品・1480円)も用意している。

夜のコースは1680円(全5品)~。

素朴な味わいの料理を堪能していると、旅の思い出が頭を駆け巡る。

台湾、また行きたいなぁ。

台湾飲茶cafe 茶坊
[住所]愛知県名古屋市名東区一社1-49
[TEL]052-703-6877
[営業時間]11時~22時(21時L.O.)
[定休日]月曜(祝の場合、翌火休)







永谷正樹(ながや・まさき)
1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

このグルメ記事のライター

名古屋メシの専門家として、実際に食べてみて本当に美味しかったものや、名古屋のグルメ事情について、好き勝手に書き綴る。

関連するキーワード


名古屋めし 飲茶 台湾

関連する投稿


名古屋エリア限定グルメ情報(59) 伊勢海老とポルチーニ茸を使った絶品ラーメン

名古屋エリア限定グルメ情報(59) 伊勢海老とポルチーニ茸を使った絶品ラーメン

日を追うごとに寒さが厳しくなるこの季節。とくに食べたくなるのが、ラーメン。定番の醤油にしようか、それともあっさりとした塩? いや、濃厚な味噌も捨てがたい……。そんななか、これまでにないまったく新しいタイプのラーメン、豚骨と魚介のWスープに伊勢海老の殻から抽出したスープをくわえた「伊勢海老らぁめん」なるものを発見した。


名古屋エリア限定グルメ情報(58) 梅茶漬けでシメるひつまぶしを名物に! うなぎの新店『ひつまぶし 花岡』の挑戦

名古屋エリア限定グルメ情報(58) 梅茶漬けでシメるひつまぶしを名物に! うなぎの新店『ひつまぶし 花岡』の挑戦

ここ2、3年、名古屋ではうなぎ店のオープンが相次いでいる。とくに名古屋駅や栄など都心部に多いところを見ると、ひつまぶし目当ての観光客を取りこみたいという店側の意図がうかがえる。 2016年8月、名古屋・栄3丁目に開店した『ひつまぶし花岡』もその一つ。店名の通り、ここはひつまぶしが名物だ……。


名古屋エリア限定グルメ情報(57) 地元グルメレポーターが通い詰める焼肉の名店! 天白区『天火山』

名古屋エリア限定グルメ情報(57) 地元グルメレポーターが通い詰める焼肉の名店! 天白区『天火山』

私の友人で、地元タレントの福田知鶴さんから「美味しい焼肉屋さんがあるんだけど……」と誘われて向かったのは、名古屋市東部の天白区。 知鶴さんはレポーター歴20年以上の大ベテラン、というかレジェンド。とくに美味しさを全身で表現するグルメリポートは定評があり、これまで取材で訪れた店は1万軒にものぼる……。


名古屋エリア限定グルメ情報(55) 本当は教えたくない! 10月、名古屋駅新幹線口にオープンした寿司の新店

名古屋エリア限定グルメ情報(55) 本当は教えたくない! 10月、名古屋駅新幹線口にオープンした寿司の新店

明日が人生最後の食事だったら、何を食べるか──。私は迷わず「寿司!」と即答する。だが、名古屋・栄の錦三丁目あたりで食べたら、2万円以上は覚悟せねばならない。私のような貧乏ライターにとっては高嶺の花……。 そんななか、見つけてしまったのである。旨くて安いのは当たり前だが、雰囲気も高級店に引けをとらない店を。


名古屋エリア限定グルメ情報(54) 名古屋駅構内『名古屋驛麺通り』に博多の名店『ラーメン 海鳴』がオープン!

名古屋エリア限定グルメ情報(54) 名古屋駅構内『名古屋驛麺通り』に博多の名店『ラーメン 海鳴』がオープン!

名古屋駅構内で全国各地のご当地ラーメンが楽しめる『名古屋驛麺通り』に、11月9日(金)、『ラーメン 海鳴(うなり)』がオープンした。 2009年に博多・清川で創業し、とんこつスープと魚介スープを融合した新しいカタチの博多ラーメン「魚介とんこつラーメン」で一世を風靡した名店中の名店である……。


最新の投稿


奄美大島の鉄板焼き『TEPPANYAKI 瑠璃』

奄美大島の鉄板焼き『TEPPANYAKI 瑠璃』

 とびきり贅沢なディナーを楽しむなら、ここを置いて他になし! 使用する野菜や魚介はすべて奄美産。


曳舟の豆腐屋『三善豆腐工房 キラキラ橘店』

曳舟の豆腐屋『三善豆腐工房 キラキラ橘店』

 “生産者の思いも届けられる豆腐作り”を信念とし、店頭には使用する大豆名だけでなく、生産者の名前もズラリと並ぶ。絹や木綿は大豆違いで各3種類、その他に「ごま」や「ゆず」、夏季には「しそ」など、多くの豆腐が揃えられ、それぞれの豆腐にファンが付いている。イチオシなのが「小糸在来の絹」。


奄美大島のフレンチ&イタリアン『ブルノア』

奄美大島のフレンチ&イタリアン『ブルノア』

 昼も夜も地元客で満席になる、島内でも指折りの人気店だ。リゾートホテル出身のシェフが作るのは、奄美食材を丁寧に使ったフレンチ&イタリアン。


おっさん女子の吉祥寺パトロール(80) 吉祥寺・居酒屋ランチ選手権、の件

おっさん女子の吉祥寺パトロール(80) 吉祥寺・居酒屋ランチ選手権、の件

世間は、お正月気分からやっと日常に戻ってくる時期ですが、日常と言えば、お昼のお楽しみ=ランチですよね。 で、おっさん女子的には、安い! コスパが高い! 店にキャパがあるので並ばない! チェーン居酒屋のランチを推奨します!


撮り鉄の「食」の思い出(39) 南阿蘇鉄道、復興へ! /1986~2018年

撮り鉄の「食」の思い出(39) 南阿蘇鉄道、復興へ! /1986~2018年

1986年に国鉄高森線から第3セクター鉄道になった南阿蘇鉄道。 国鉄の時代から最大の撮影ポイントが第1白川橋梁です。 美しい赤いアーチ橋で1928年から使用開始されて、約90年が経っています……。


ランキング


>>総合人気ランキング