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撮り鉄の「食」の思い出(60)夏の十勝でぶた丼&スイーツ:根室本線/1996~2018年

撮り鉄の「食」の思い出(60)夏の十勝でぶた丼&スイーツ:根室本線/1996~2018年

雨の多かった7月、極端に暑くなった8月と、今年の夏もいろいろ大変です。 それでも夏になれば行きたくなるのが北海道。 十勝平野を走る、道東の大動脈が根室本線です。 札幌駅と釧路駅を結ぶメインの列車は特急スーパーおおぞら、そして道東の中心地、帯広駅へ向かう列車は特急スーパーとかちです……。

夏の十勝でぶた丼&スイーツ:根室本線/1996~2018年


やたらと雨の多かった7月、極端に暑くなった8月と、今年の夏もいろいろ大変です。

それでも夏になれば行きたくなるのが北海道。

日中いくら暑くても、夜になれば内地に比べて格段に涼しくなって、車中泊にはありがたい気温です。

広い北海道でも、特に雄大さを感じるのが道東です。

十勝平野は、内地からは考えられないほどの広さで畑が広がっています。
 

雄大な十勝平野牧草と畑の風景が美しい(2015年撮影)


その十勝平野を走る、道東の大動脈が根室本線。

札幌駅と釧路駅を結ぶメインの列車は特急スーパーおおぞら、列車の愛称が北海道らしくていいです。

そして道東の中心地、帯広駅へ向かう列車は特急スーパーとかち。

特急とかちが走り始めたのは1990年。

翌年には2階建ての車両が連結されて、列車名がスーパーとかちになりました。

2階建ての車両を連結して走り始めた特急スーパーとかち(1996年撮影)


国鉄のころから走る人気の車両でしたが、2000年には新型の車両、キハ283系も運転を開始します。

2000年から走り始めた新型車両(2009年撮影)


さらに、2013年にはすべての列車がキハ261系1000番台へと姿を変えていきました。


現在走っているのはこのタイプ(2012年撮影)


鉄道カメラマンとしては、けっこうツライんですね。これが。

一生懸命撮影しても、車両が変わってしまうと、全部撮り直し……。

車両が変わるたびに通い詰めです。

現行車両になってしばらく安泰と思っていたところ、北海道新幹線開業を機にこの車両の色が変わることになりました。

今度の色は、白と黄色とラベンダー色。

なかなか目立つ色です。

新色は、目立つこんな色に(2016年撮影)


これがまた、一気に変わってくれるといいのですが、数年にわたって徐々に変わります。

最初の年には2日間撮影して、1回しか出会わないこともありました。

となると、帯広近郊には長期滞在で、下り列車に古い色が入ってしまえば、上り列車の撮影はパスして帯広の町でうろうろすることになります……。

高架ホームの帯広駅(2006年撮影)

帯広駅の前には、昔の駅の線路の位置を示す
モニュメントもある(2006年撮影)



道東の中心にある帯広駅で買えるのは「ぶた八の豚どん弁当」。

駅のコンコースに売店があります。

帯広駅コンコースの売店(2006年撮影)

ぶた八の豚どん弁当(2006年撮影)


この弁当は加熱式の弁当です。

紐を引っぱってしばらく待つと、炭火焼きの香ばしい豚の香りが漂います。

この香りにはやられます。

待っている間に、食欲倍増です。

豚どん弁当は加熱式で、あたたかく食べられる(2006年撮影)


この弁当も好きなのですが、ガッツリはまったのが同じ店で買える「ぶた八の炭焼き豚どん・にぎりっ子」です。

言ってみれば、豚丼のおにぎりです。

この、たっぷりしみたタレがなんとも言えません。

同じくぶた八のにぎりっ子(2006年撮影)

タレのしみたごはんがたまらない(2006年撮影)


もちろん豚丼の名店にも通います。

駅前にある「ぱんちょう」。

昼時や週末にはけっこう混むので、少し時間を外してゆったりと食事です。

駅前の豚丼店「ぱんちょう」(2007年撮影)


厚切りの豚肉に甘辛のタレ、もう最強です。

店のメニューではお肉が4枚から8枚まで選べます。

悩んだところで肉が6枚の「梅」をお願いしました。

出てきた丼は豚だらけ、ご飯が見えないほどです。

もう最強のビジュアルです。


こんなに食べられるかなと思っても、サラサラと入ってしまうほどでした。

ぱんちょうの豚丼(2007年撮影)


もうひとつ。

帯広に行くと必ずといっていいほど立ち寄るのが「六花亭帯広本店」です。

帯広駅に近い六花亭帯広本店(2015年撮影)


六花亭といえば、ひと昔前の北海道土産の定番が「ホワイトチョコレート」。

学生のころなど、北海道から帰るときには必ず買いました。

当時は、福寿草など花のデザインの板チョコ5枚入りの箱でした。
(板チョコタイプは生産終了で、現在では一口サイズになったそうです)

その後、ホワイトチョコにとってかわったのが、同じく六花亭のマルセイバターサンド。

何度食べても食べ飽きません。


マルセイバターサンド、何度食べても食べ飽きない(2018年撮影)


そして、帯広本店で食べられるのは、「マルセイバターサンドアイス」。

見た目のイメージは、バターサンドそのまま。

食べてみると、まぎれもなく「マルセイバターサンド」です。

レーズンの香りとクッキーとのマッチングが最高。

マルセイバターサンドアイス(2017年撮影)


このアイスは札幌本店など数カ所でしか食べられないのと、お取り寄せもできないので、ぜひお店で食べたいスイーツです。

お店で食べたスイーツはもうひとつ。

賞味期限3時間の「サクサクパイ」。

お店で食べる直前にクリームを入れてくれます。

その名の通りサクサク。

北海道のおいしいクリームをたっぷり楽しめます。

賞味期限3時間のサクサクパイ(2017年撮影)


時間があるときには2回のカフェでゆっくりと。

あまり時間がない時には、1階の売店奥のコーナーでサービスのコーヒーといっしょに食べられます。


新しい色になった特急スーパーとかち、まだまだ撮影が足りない状況です。

帯広界隈には、しばらくの間通いそうです。


もちろん、豚丼&スイーツも楽しめそう……。







佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。

このグルメ記事のライター
佐々倉実@まとメシ

鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、お付き合いください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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